ギター・ウクレレ・ベースの無料楽譜・タブ譜 タブストック タブストック
楽譜・タブ譜 カテゴリー
コードダイアグラム
その他
閉じる

はじめてのアドリブ入門講座
トライアドの活用

前回は一音によるリズミックなトレーニングを説明しました。

いかがでしょうか?

一音だけで音楽らしくなってきたでしょうか?

今回は少し発展させ同様に二音、三音と音数を増やしていきどんどんメロディックにしていきましょう。

ここではシンプルにトライアドを活用していきます。

トライアドとは3和音の事で、root、3rd、5thで構成されています。

Cコードのトライアドは、C、E、Gとなります。

まず音の順序はroot、3rd、5thを守り、リズム面を考えてみましょう。

前回同様、2拍単位で考えます。

① 4分音符(C)、8分音符(E)、8分音符(G)

ギターアドリブ講座 4分音符(C)、8分音符(E)、8分音符(G)
ギターアドリブ講座 4分音符(C)、8分音符(E)、8分音符(G)

② 8分音符(C)、8分休符、8分音符(E)、8分音符(G)

ギターアドリブ講座 8分音符(C)、8分休符、8分音符(E)、8分音符(G)
ギターアドリブ講座 8分音符(C)、8分休符、8分音符(E)、8分音符(G)

③ 8分休符、8分音符(C)、8分音符(E)、8分音符(G)

ギターアドリブ講座 8分休符、8分音符(C)、8分音符(E)、8分音符(G)
ギターアドリブ講座 8分休符、8分音符(C)、8分音符(E)、8分音符(G)

④ 8分音符(C)、8分音符(E)、4分音符(G)

ギターアドリブ講座 8分音符(C)、8分音符(E)、4分音符(G)
ギターアドリブ講座 8分音符(C)、8分音符(E)、4分音符(G)

⑤ 8分音符(C)、8分音符(E)、8分音符(G)、8分休符

ギターアドリブ講座 8分音符(C)、8分音符(E)、8分音符(G)、8分休符
ギターアドリブ講座 8分音符(C)、8分音符(E)、8分音符(G)、8分休符

⑥ 8分音符(C)、4分音符(E)、8分音符(E)

ギターアドリブ講座 8分音符(C)、4分音符(E)、8分音符(E)
ギターアドリブ講座 8分音符(C)、4分音符(E)、8分音符(E)

⑦ 8分音符(C)、8分音符(E)、8分休符、8分音符(G)

ギターアドリブ講座 8分音符(C)、8分音符(E)、8分休符、8分音符(G)
ギターアドリブ講座 8分音符(C)、8分音符(E)、8分休符、8分音符(G)

さらに、16分音符、3連符なども考えるとこれだけでも膨大なリズムの可能性が考えられますね。

奏法的にもギターの特徴を活かし、スライド、ハンマリング、チョーキングなどで表現の変化を試してみると効果的です。

あと重要なのが「音のダイナミクス」です。

どの音にアクセントを置くか?によってニュアンスが異なってきますので音の強弱の意識を持って練習していきましょう!

転回形を使ったり、音の順序を入れ替える

Root,3rd,5thという基本形で馴染んできたら、転回形でも試してみましょう。

第一転回形:3rd,5th,Root・・・E,G,C

第二転回形:5th,Root,3rd・・・G,C,E

このように同様のリズムで音の組み合わせを変えていきましょう。

さらに音の順序を入れ替えると更にバリエーションが広がります!

Root,5th,3rd ・・・C,G,E

3rd,Root,5th ・・・E,C,G

5th,3rd,Root ・・・G,E,C

トライアドだけでも様々な可能性があるのが分かると思います。

この上、さらに拍数も2拍単位でなく、4拍単位に拡大すると一気にリズムの可能性が膨大なものとなります。

勿論、このようなトレーニングはすべての可能性を書き出し、実践していく必要はありませんが考え方として自分のものとなれば大きな意義がでてきます。

試したパターンの中から、気に入ったものを自分のプレイスタイルにどんどん取り込んでいけばいいのです!

又、お分かりのように実践では弾かない部分(休符)、ロングトーンも非常に重要となるので、小節内に全ての音を使わなければならないということではありません。

考え方を参考に自分なりの音使い、リズムパターン、組み合わせをどんどん考えていき、引き出しを増やしていきましょう!

執筆:金澤ギタースクール代表 金澤幹夫

練習・学習内容

基礎を固める

はじめてのアドリブ入門講座

リズムギター カッティング徹底分析

ジャンル別の楽譜・タブ譜一覧